岩井自動車商会とオートパーツ・イワイの社長による本音ブログ。廃車買取から宇都宮を中心としたおすすめ情報まで、不定期発信いたします。
タイミングベルトとタイミングチェーン 7月6日
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28年7月6日 こんにちは、元メカニックの岩井です。
今日はエンジンに必ず付いているタイミングベルト(チェーン)のお話です。
知り合いにも高速道路運転中にタイミングベルトが切れてエンジンブローした話を
何回か聞いています。
昔はタイミングチェーンが一般的でしたが音がうるさい、チェーンが伸びるなど
デメリットが多く1970年代以降はタイミングベルトに切り替わってきたみたいです。
タイミングベルトはグラスファイバーなどで編み込んだ繊維をゴムにコーティングして
10万kmは切れない強度があります(ただし車種により5万km交換推奨なども中にはあり)
メリットはパーツ代が安い(工賃はそれなりにします)、エンジン音が静か
オイルの潤滑が不用など
デメリットは何の前触れもなく切れる事がある。切れた時にバルブとピストンが干渉して
エンジンブローする場合もある。なので10万kmを目安に交換が必要です。
中には交換せずに15万km乗っても大丈夫だったという方もいますが、
切れる可能性もあるけど、切れないかもしれないという危険な賭けになるので
やはり交換をお勧めします。ブローしてエンジン載せ替えなんて言ったら20万円超えてしまうので。。
タイミングチェーンはその名の通りチェーンで出来ています。
1990年代後半からサイレントチェーンが登場し最近の車の多くはチェーンに変わってきています。
メリットは交換目安が30万kmとほぼ廃車まで交換不要で経済的。
基本的にメンテナンスフリー。ベルトの伸びが少ない、
精度が格段に良くなり静粛性に優れている。
デメリットはチェーンはエンジンオイルで潤滑させているのでエンジンオイルの交換を定期的に
やらないとチェーンが伸びて最悪はエンジンブローに繋がります。
高速でエンジンブローした知り合いはいずれもタイミングベルトの車でしたね。
勿論、高速だったので一発でエンジンが載せ替える位のダメージを受けていました。
定期的な点検と交換をお勧めします!!